ビデオ画像処理システム

横移動ビデオ画像処理技術

デジタルハイビジョンカメラで撮影した映像を、デジタルモザイク処理技術により1フレーム毎の画素単位で分解合成処理を行います。歪み、つなぎ目のない高精細連続静止画像を作成し、様々な用途に活用いただけます。

・航空画像撮影は小型ヘリコプターをから。道路、河川直上を地物に正対して撮影。
・道路延長100km を60 分ハイビジョン撮影した場合、およそ30 時間で画像を出力できる処理能力。
・斜め景観の連続画像も作成可能

管路ビデオ画像処理技術

管路調査ビデオカメラを使用し、管路内を撮影。撮影した映像を展開・結合処理し管路内壁の連続展開画像を作成する技術です。つなぎ目のない高精細連続静止画像を作成します。

・撮影は管路調査用ビデオカメラ
・管路内を前進、後進してビデオ撮影。
・内径Φ450mm 延長100m 10 分撮影の場合 、およそ5 時間で画像を出力できる処理能力。
・内径Φ1000mm 未満の管路に対応

航空機から撮る

航空画像作成技術

【垂直撮影】
ビデオカメラを使い撮影面を一定高度、一定速度で撮影。撮影直下の画像をオーバーラップ率9 0%で処理し、地物の倒れ込みが少ない鮮明な画像を得る。
【斜め撮影】
対象箇所をビデオカメラで斜めに撮影。斜め動画からそのまま静止画が作成できるので海岸の浸食や被災の状況把握が容易に行える。

なんでも撮る

さまざまなシチュエーションをビデオカメラで撮影

ビデオカメラで撮影した映像のコマを使って複雑な処理を経た上で特殊な静止画を得るのがビデオ連続静止画作成。後の処理を前提に空から地中から、さまざまな方法であらゆるシチュエーションをビデオカメラで撮影します。

①トンネル覆工状況の撮影
ハイビジョンカメラによる高精細画像で覆工表面劣化劣化調査を短時間で行います。
②下水道管路調査用カメラで撮影
動画情報から展開処理を行います。様々な方式で撮影されたビデオ画像から展開画像の抽出が可能です。
③上空から災害現場を撮影
災害状況をいち早く連続静止画で把握可能です。単写真では確認できない災害エリア全体を掌握できます。
④ボアホールカメラでボーリング孔を撮影
方位を固定して撮影することで不連続面の方向解析が可能です。崩壊ブロックの推定、崩壊形態の判定、岩盤のモデル化の基礎資料となります。

連続静止画

橋梁 床版裏側の静止画像

橋梁 床版裏側の静止画像
カラー展開画像の利点は質的な要素を明確に記録できることです。これまでの目視点検スケッチ作業の代替え技術です。

道路の連続静止画像

道路の連続静止画像
航空機やヘリコプターにより低空から垂直撮影。正射投影画像を自動作成します。

トンネル内部の展開画像

トンネル内部の展開画像
トンネル覆工面に正対撮影。展開処理した画像解像度は0.2mm のクラックを判読可能です。

街並み景観画像

街並み景観画像
歴史的街並みを連続画像で残します。遠近感を自動補正、歪みのない連続画像を低コストでスピーディーに作成します。

下水道管路の展開画像

下水道管路の展開画像
最小画素要素からつなぎ目のない鮮明画像を作成。補完や抜けのない実映像が得られます。

斜め景観連続静止画

斜め景観連続静止画
この技術により、斜め景観で撮影された画像に対し既存技術では不可能であったモザイク処理が可能になりました。

河川道路管理

河川管理情報システム

・日々の河川管理データを集約し一括管理することができます
・過去航空写真を整理・活用し、視覚的に河道・瀬・淵、洪水時などの変遷を定性・客観的に評価を行います
・災害時の迅速な支援活動をサポート
・洪水時の画像取得、洪水ハザードマップの有効利用、堤防健全度調査データを集約し、防災計画の総合的な判断材料となります。

道路管理情報システム

・モザイク写真帳を作成可能な精度をもった航空画像を作成します
・画像上に計画路線を表示し、住民説明会や施工管理に活用
・閲覧したい路線画像を管内図より容易に検索、表示ができます
・インターネットブラウザで稼動するので、ライセンスなしで関係者全員が情報を共有できます

構造物診断

トンネル覆工展開画像作成

路肩から覆工上部まで、複数台のハイヴィジョンビデオカメラで撮影した画像にデジタルモザイク処理を行ってトンネルの展開画像を作成いたします。高所作業などの危険作業はないので安全にトンネル内部の調査を行うことができます。作成した画像解像度はひび割れ幅0.2mmまでを判読・確認が可能なので、目視点検やレーザー測定では把握しづらい白華内のひび割れや染み出し、縞模様の判読を明確に行うことができます。

コンクリート構造物老朽度診断

構造物展開画像による写真画像と熱差分画像を活用し空洞内や亀裂、湧水などの老朽度診断を行うことができます。工事完成図書の資料、打ち合わせ説明資料として、定期調査による維持管理に活用いただけます。調査データを表示ステムにまとめ、日常管理に利用できる台帳の作成も行います。

管路展開画像作成

従来の点検・調査技術では確認、表現することのできなかった管路内壁の展開画像を作成します。拡大して鉄筋の露出やひび割れなどの管内状況を複数の検査員や職員で一目瞭然に把握することが可能になります。まったくつなぎめの無い連続展開静止画像なので施行後の維持管理基礎データ、次期改築、更新のための基礎資料としてもご利用頂けます。また、現場での撮影作業・調査は短時間で実施されるので市民生活や交通への影響を最小限に抑制することができます。

ボーリング孔展開画像作成

設計・施工の際、地盤調査においてボーリング孔を利用して地盤の展開画像を作成します。作成した展開図により、ボーリング調査だけでは調査しきれない地層の状況や方向も把握することができます。

防災・災害対策・維持管理支援

ボーリング孔展開画像作成

・防災ヘリテレ画像や、道路、河川の日常管理で撮影したデータからリアルタイムに連続静止画へ変換
・災害箇所の特定や復旧、援助方針の検討資料に
・ビデオ画像を扱いやすく、コンパクトなデータに変換しメールなどで情報共有